「メックス」に破産開始決定
東京都青梅市に本拠を置く衣料品販売の株式会社メックスは、9月17日付で東京地方裁判所より破産手続の開始決定を受け倒産したことが明らかになりました。
負債は、債権者154名に対し12億7803万円。
破産申立てに至った事情
1990年に設立の同社は、男性向け衣料を中心に女性向け衣料やファッション雑貨の企画・卸・小売を手掛け、主に全国のショッピングモールにて「HVC」「GRAND GLOBAL」「GGD」「GGD edition」「Ann Ashlee」「Sala sally」などのブランド名で37店舗を展開していました。29年には店舗数が42店舗にも達した。
またECサイトを通じた衣料品の販売にも力を入れ、27年3月期に及び28年3月期には売上は26億円を超えるほど業績が拡大した。
しかし、景気低迷による個人消費の落ち込みに加え、ファストファッションやネット通販などとの競争激化で売上が減少したため、不採算店舗の閉鎖により生き残りを目指したものの、資金繰りの行き詰まりから決済難に陥るなど事業継続が困難な状況となり今回の措置に至ったようです。
負債総額は約12億8000万円の見通しで、一部の店舗については別会社に移管し営業継続する予定です。