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エジプト綿 素材の特徴

エジプト綿について

エジプト綿とは

世界三大綿花と言われているのは、アメリカ合衆国南西部のアリゾナ州などで栽培されるスーピマ綿、
エジプト・ギザ地方のギザ綿、中国・新疆ウイグル自治区の新疆綿と言われています。

エジプト綿は、エジプトのナイル川流域のごく一部で生産されます繊維の長い綿(超長綿)のことです。

世界で1年間に生産される綿約7600万トンのうち約30万トンと、0.4%しか生産量の無いとても貴重な綿種です。

ギザとは、エジプト綿の種子名称で、超長綿といわれる一本の繊維が極めて長い希少種です。

繊維が長いということは糸を細く丈夫に作ることが出来るため、結果として軽くしなやかな生地になります。

一般的には60番以上の細番手用で使用されます。

エジプト綿の特徴について

強くて絹に似た艶(つや)があります。

繊維が細くて、長くて、強く、光沢のある高級綿です。

綿繊維には繊維の長さが産地によって、短いものから長いものまでありますが、一般的には短いものは下級綿といわれ、太い糸しか紡績が出来ず、長いものは細い高級糸になります。

繊維長がとても長いことで均質、強度ともに大変優れ、適度な油脂分を含むことで、カシミヤのようなやさしい風合いとシルクのような美しい光沢を生み出すのです。

さわり心地の良さ、風合いの良さから、ヨーロッパでは新生児用の贈答品に昔からよく使われている素材です。