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糸の太さを表す番手について

糸の太さを表す番手について

繊維を理解する上において、糸の太さを理解することが第一歩目となります。

世の中の生地は、基本的に糸の種類、糸の太さ、それをどのように組み合わせるかで、 それぞれの用途に適したものを作り上げられています。 わかりにくいのは、繊維の組成によって糸の太さを表す単位が異なる点です。

今回は糸の「番手」についてです。

番手は1番手、10番手、16番手、20番手、30番手、40番手、~100番手という具合になります。

で、一番太い糸が「1番手」で、数字が大きくなればなるほど糸は細くなります。

100番手というのは非常に細い糸です。

デニムなどの生地は主に10番手の糸で織られていることが多いです。

ワイシャツなんかは80番手とか100番手という綿糸が使われます。

普段身近な製品ですので、だいたいどれくらいの分厚さかはイメージできるのではないでしょうか?

糸の番手の読み方について

次に、読み方なのですが、

1番手は「イチバン」、2番手は「ニバン」とそのままで、10番手は「トオバン」などと言われています。

20番手になると「ニーマル」と読みます。30番手、40番手~「サンマル」「ヨンマル」・・・という風に呼びます。

繊維商社や紡績会社やアパレルメーカーでは、ニーマル、サンマル、ヨンマルなどよく飛び交っています。また生地の表記で20/1天竺、30/2天竺などもよくみかけます。

よく見かける「20/-天竺」「30/2天竺」の数字の意味や読み方は?

綿素材のニット生地には、頭に数字のついているものをよく見かけます。この数字を見れば、生地の厚さや性質がわかるようになっています。この数字の意味がわかっていると、目的の生地を選びやすくなりますので、アパレル業界や繊維関係の人としては必ず理解しておく必要があります。

(例)30/-天竺 「サンマルタン てんじく」

(例)20/2フライス 「ニマルソウ フライス」

(例)40/20ミニ裏毛 「ヨンマルニマル みにうらけ」

例えば30/-天竺の場合、30は糸の番手で/-の部分は糸1本で編んだという意味です。

また/2では、2本の糸を撚って編んだもの双糸(そうし)を指します。

16番双糸(16/2とも表します)とは16番の糸を2本使って編んでいます。
同じ16番の糸1本に比べると、強度も2倍以上でかなりしっかりした生地感となります。

40番双糸(40/2とも表します)とは40番の糸を2本使って編んでいます。
40番は非常に細く、一本では弱いため、しなやかさは残しながら丈夫にしています。

(例)40/2天竺 「ヨンマルソウ てんじく」
最初の数字は、使用している糸の太さですので「番手」を表します。
糸の太さは、糸番手の数字が小さいほど太くなります。

細い  60→40→30→20→16  太い

つまり、30番手の糸を使った生地と40番手の糸を使った生地では、30番手の糸を使った生地の方が厚い生地ということです。

一般的なTシャツには、主に40~16番手の糸で編まれた生地が使用されています。後ろの数字は 糸の構成スラッシュ( / )の後ろの数字(上図水色の位置の数字)は、使っている番手糸の構成(何本使っているか)を表しています。

1やハイフン→1本の糸を使って編まれており、この糸を単糸(たんし)といいます。
(40/1、30/-など)2→2本の単糸を撚り合せてつくった一本の糸で編まれており、この糸を「双糸(そうし)」といいます。同じ太さでも双糸で編まれた生地は、単糸で編まれた生地より丈夫な生地となります。(40/2、30/2など)

双糸は単糸の2倍の太さになりますので、例えば20/-と40/2は同じ厚さの生地になるそうです。

撚り合わせる強さによっても生地感は微妙に変わります。強撚(きょうねん)の糸を使うと、さらりとした肌触りで締まっている生地になり、甘撚り(あまより)の糸を使うと、優しい肌触りのふっくらとした生地になるそうです。

これで生地名の前についている数字の意味がわかったかと思います。