ODM生産とは
ODMとは「Original Design Manufacturing」、
または「Original Desingn Manufacturer」の頭文字をとってODMとなります。
OEMとは違い、商品のデザインや商品企画から、
製造までを外部のメーカーに委託することをODMと言います。
ODMの流れ
店舗が打ち出したコンセプトを元に、製造業者が企画デザインを起こしてサンプルを製作した上で提案を行い、委託者はできあがったサンプルをチェックし、仕入れるかどうか決定する流れになります。
ODMのメリット
委託者側にとっては、自社に企画チームを持つのに必要な固定費などが必要ないので人件費削減や、
また製造のプロセスを省けることにも繋がることがメリット。
数ある業者の提案から実際に販売する商品を選択することができるので、
スピード感を持って商品を売り場に投入することが可能となります。
メーカー側にとっては委託者側のブランド力や販売力を活用し、
売り上げに繋げられることがメリットと言えるでしょう。
ODMを取り入れている代表的な企業
バラエティー豊富で入れ替わりの早いファストファッションブランドや、
中国や台湾といった海外の企業に多く見られる方法です。
この生産方法を採用しているのが、
アメリカのアパレルチェーン店の「FOREVER 21(フォーエバー21)」がODMの手法を取り入れていて、バリエーションが豊富であることが売れるポイントとなっています。
この成功例から、SPAを採用している多くのアパレル業者がODMに注目しているようですが、
まとめ
売る能力が長けているSPA企業では切り変えてもメリットになるでしょうが、商品の完成度やデザインにこだわるSPA企業がODM生産に切り替えたところで、どのようなメリットやデメリットが生じることになるのかをしっかりと理解しておくべきでしょう。