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ルイ・ヴィトンに抜擢された初の黒人デザイナー鬼才「オフ-ホワイト」ヴァージルアブロー

OFF-WHITE「オフ-ホワイト」を手掛けるデザイナー

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」メンズ部門の新アーティスティックディレクターに就任したヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)。自身が手掛ける「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」がストリートシーンを中心に支持されてきたが、ラグジュアリーの領域でも急速に存在感を高めだし、初の黒人デザイナーとしてLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン グループに抜擢された。

「オフ-ホワイト」デザイナーのヴァージル・アブローとは?

ヴァージル・アブローは、ファッションデザイナーとしてだけではなく、クリエイティブディレクター、アーティスト、建築家、エンジニアといったマルチな才能を持つ。

ガーナ人の両親の元、1980年アメリカ イリノイ州ロックフォード生まれ。

ウィスコンシン大学マディソン校で土木工学の学位を取得し、イリノイ工科大学で近代建築の巨匠ミース・ファン・デル・ローエによるカリキュラムで建築学の修士課程を修了。

近代主義的なデザイン原則だけではなく、後の幾多のコラボレーションプロジェクトに見られるような多角的アプローチという概念も学んだという。

今、世界で最もファッション業界で注目されている一人と言われています。

ヴァージル・アブローは、オフホワイトを始め、2019年春夏シーズンからはルイヴィトンのメンズアーティスティックディレクターにも就任しています。

ヴァージルアブローの考えはファッション業界に衝撃を与えたとされており、その考えは今までのファッション業界であったようで無かった、メンズとレディースという2つのジャンルの概念が無くなっていることを主張しています。

「オフ-ホワイト」ヴァージル・アブローとLVMH「ルイ・ヴィトン」との関係

ヴァージル・アブローとLVMH「ルイ・ヴィトン」との関係は、まだファッション界で名が知られる前の2006年に遡ります。ヴァージル・アブローは傘下の「フェンディ(FENDI)」で働いた経験があり、当時フェンディのCEOを務めていたマイケル・バーク(現ルイ・ヴィトン代表取締役会長兼CEO)は、以下のコメントを発表している。

「2006年にフェンディで一緒に仕事をして以来、ヴァージルの才能が徐々に開花していく様子を大きな興味をもって見てきました。そして今、生まれながらのクリエイティビティと既存の概念を打ち砕くようなアプローチによって、彼がファッションの世界だけでなく今日のポピュラーカルチャー界においても重要人物となったことを非常に嬉しく思っています。ラグジュアリー、そしてサヴォアフェールに対する彼の研ぎ澄まされた感性は、ルイ・ヴィトンのメンズウェアが未来へ向けて進化する上で、大いに役立ってくれることでしょう。」(マイケル・バーク ルイ・ヴィトン代表取締役会長兼CEO)

「オフ-ホワイト」のヴァージル・アブローが「ルイ・ヴィトン」のメンズウェアデザイナーに

「ルイ・ヴィトン」の公式インスタグラムでは、ヴァージルによる公式声明を発表。

「ルイ・ヴィトンのメンズ・アーティスティック・ディレクターの座を任命されたことは、私にとって大変光栄なことです。メゾンの遺産と偉大なるクリエイティビティは私にとって重要なインスピレーションとなりますし、それらを踏襲しながら現代に寄り添うもの作りをしていきたいと思います」

 

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「OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH™」でラグジュアリーとストリートのサプライズなミックスを提案し、瞬く間にカルトブランドとなったヴァージル・アブロー。「ナイキ」や「ジミー チュウ」とのコラボレーションも成功に導き、その勢いはとどまることを知らない。ファッションとカルチャーを自由自在に操るヴァージル・アブローが、「ルイ・ヴィトン」というメゾンの遺産とともに巻き起こすサプライズな革命から注目されている。

さらに、以前から噂されていたLVMH傘下「リモワ(RIMOWA)」と「オフ-ホワイト」のコラボレーションも現実に。

近年のファッション界ではアジア系デザイナーの活躍が目立っていたが、今回はフランスを拠点とする高級ブランドの巨大コングロマリットによるアフリカ系デザイナーの起用という側面でも注目を浴びている。ファッションとアート、ストリートカルチャーとラグジュアリー、そして人種や歴史にも風穴を空けるクレバーな異端児によって、本当の意味でのダイバーシティー時代が訪れそうだ。