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麻 リネン素材の特徴

麻リネンについて

麻とは

麻は、植物から採れる天然繊維のなかでもっとも涼しい繊維といわれ、湿度の高い季節に適した素材です。

麻素材の魅力といえば、清涼感があることや通気性がよくて衛生的なことなどが挙げられます。

そのため、夏のファッションアイテムの素材としてよく使われています。

「麻」というのは実は1種類ではなく、長くて強い繊維が取れる植物の総称です。

麻の種類

世界中には、20種類以上の特徴の異なる麻があるといわれていますが、

そのうち衣料品などの素材として衣類に表示されるのは

亜麻(あま・リネン)
苧麻(ちょま・ラミー)

の2種類だけとなっています。

麻の特徴について

リネンは、絹に近い滑らかな肌触りを持っていてそのカラーは少し黄色みを帯びています。

そして、その繊維は細く短い感じです。

また、ラミーの方は太くて長い繊維を持ち、清涼感が素晴らしいのが特徴です。

それに、カラーは光沢を持った白となっています。

麻のメリットについて

麻は吸湿性が高い繊維であるため、汗をかいてもサラッとした肌触りが続くのがメリットです。

そのうえ、水に濡れたりしても丈夫であり、洗濯を繰り返してもその生地はなかなか傷みません。

そのため、清潔さを必要とするようなテーブルクロスやベッドのシーツなどとしてもよく麻素材が使われています。

麻のデメリットについて

デメリットとしてシワになりやすかったり、着ているうちに白っぽい色に変化しやすいといったこともあります。

また、染色しにくい性質を持つため、白やベージュ系のカラーとなっている麻製品が多いです。

麻の特性を良く理解し、その特性を魅力としてとらえましょう。