アルパカについて
アルパカとは
アルパカの体毛はカシミアとよく似ており、良くウールやカシミアと比較されますが、ウールやカシミアよりも丈夫で強いという特徴があります。
アルパカの特徴について
肌触りはカシミアには劣りますが、なめらかですべりの良い素材で光沢があるのも特徴的です。
中でも生後3か月以内に採取されるアルパカの産毛をベビーアルパカといい、一生に一度しかとれないため希少価値が高い高級素材です。
ベビーアルパカは子供の毛ですので繊維が細く、太いアルパカの毛に比べて柔らかく、カシミアのようななめらかさあります。
しかも繊維が細いために保温性が増していますし、なおかつ丈夫である優秀な素材といえます。
こうした特徴を生かし、ベビーアルパカは高級ニットの素材にも使われています。
アルパカの原産国について
アルパカの、原産国は「ペルー、チリ、ボリビア」です。主にペルーの高地に生息しています。
南米アンデス山脈の湿潤高原地帯、特にペルー南部とボリビア(海抜およそ3,500~4,500m)という高地で飼育されていて主に毛を利用するために放牧されていますが、一番多く流通しているのが全体の70%を占めるペルーに生息すると言われています。
最近では、小規模ですがアメリカやオーストラリアでもアルパカを飼育し始められています。
アンデス山脈の高原は、冬場はマイナス20度にもなり、アルパカの体毛は保温力が高いことが窺えますが、その保温力はウールの約8倍とも言われています。
南米アンデスの過酷な自然環境から身を守る為、アルパカの毛は非常に細いのが特徴。
それが驚きの柔らかさとしっとりとした滑らかさを生み出します。
毛の内側に空洞があり暖かい空気が溜まる為、非常に保温性に優れています。
さらにアンデス山脈は夏場には気温が40度にもなります。そして熱くなると余計な熱を発散します。
つまりアルパカの体毛は寒さだけでなく暑さにも耐えうる寒暖両用の素材といえるのです。