ジャパンイマジネーションが「CECIL McBEE(セシルマクビー)」の店舗を閉鎖
7月20日、レディスファッションブランドの企画・販売を行う(株)ジャパンイマジネーションは、事業体制を再構築すると発表した。
ギャル系ブランド「CECIL McBEE(セシルマクビー)」の店舗を年内に閉鎖。また、「Ank Rouge」「Jamieエーエヌケー」「DEICY」の3つのブランドを同社100%子会社の(株)スタニングルアーに集約する。セシルマクビーの43店舗を含む80〜90店舗を順次閉店する。
同社は新型コロナウイルスの影響後に予想される、生活様式、消費行動、価値観の劇的変化に対応できる体制を構築するためとしているが、アパレル事業の業績が新型コロナにより大きな影響を受けているようだ。なお、「CECIL McBEE」などのライセンス事業は継続する。
CECIL McBEE(セシルマクビー)の閉店の理由は?
「CECIL McBEE」(セシルマクビー)の閉店は新型コロナウイルス感染拡大の影響が大きいようです。緊急事態宣言による店舗の臨時休業や営業時間の変更が影響しています。
赤字が続いているので、経営体力があるうちに事業を大幅に縮小するそうです。
ギャル系ブランドとして一世風靡「CECIL McBEE(セシルマクビー)」
セシルマクビーは1980年代にデビュー。渋谷109のショップはクリアランスセールで客が殺到する人気店となり、カリスマ店員も輩出するなど「ギャルブランドの王道」として10〜20代から支持を得た。2017年には「ギャル」というワードがネガティブに捉えられた時代背景からブランドコンセプトを「モテ服No.1」に刷新し、リブランディングを実施。2019年には「今の私にちょうどいい」を新たなコンセプトに掲げて再びリブランディングしたばかりだった。
CECIL McBEE(セシルマクビー)の閉店!今後の予定は?
「CECIL McBEE」(セシルマクビー)はジャパンイマジネーショングループの中のブランドです。
ジャパンイマジネーションは「CECIL McBEE」(セシルマクビー)のライセンス事業は継続していくと発表しています。
ライセンス事業を継続するということは、ジャパンイマジネーションが「CECIL McBEE」(セシルマクビー)の名前を第三者に使用を許諾することと言えます。
要は「ブランド貸し」と呼ばれるものです。
店舗は閉店されることとなりますが、「CECIL McBEE」(セシルマクビー)の名前は残っていくのでしょう。
ただ、これまでの「CECIL McBEE」(セシルマクビー)のイメージとは異なったブランドイメージになることも懸念されますので、今後の動向が注目されそうです。

